本記事では、製造事業者の皆様を対象として、中小企業省力化投資補助金についてご説明いたします。本事業は、中小企業等の売上拡大や生産性向上を支援するための制度です。
こちらが本記事の構成です。
この順で説明をしていきます。ぜひ最後までご覧いただき、登録申請の参考にしてください。
まず、中小企業省力化投資補助金とは、中小企業等の皆様の売上拡大や生産性向上を通じ、人手不足解消に効果があるIoT、ロボット等の汎用製品の導入を支援することを目的とした補助金です。この導入できる汎用製品のことを省力化製品と定義します。
省力化製品の導入参考事例として、飲食サービス業では配膳ロボットを導入する、製造業では無人搬送車を導入する、小売業では自動精算機を導入する、宿泊業ではスチームコンベクションオーブンを導入する、などが挙げられます。
本事業では、省力化製品を導入することで、生産プロセスの自動化、省力化などの取り組みを支援します。導入できる省力化製品については他にも多数ありますので、ホームページの製品カタログからご確認ください。
2025年2月3日時点の機器カテゴリー一覧はこちらになります。都度更新されますのでご確認ください。製品カタログや構成についてはこの後詳しくご説明いたします。
省力化効果の考え方について、例えば飲食サービス業において、元々従業員が直接お客様に注文を受け付けていたところに、食券販売機等を導入するとその分が省力化されます。さらに券売機がキャッシュカウント機能を備えていれば、売上計上作業や売上金と釣り銭準備金を分けるなどの経理業務が不要となります。
具体的に数値化すると、食券販売機等の導入前では注文受付・会計で毎回3分かかっていたところが、都度1分半に省力化され、毎日の釣り銭準備や売上の集計・回収に42分かかっていたところが、毎日1分に省力化されます。この業務プロセスの変化を可視化したものが、省力化効果としてカタログに記載されています。
次に、補助対象事業についてです。本事業は、人手不足の中小企業等が、省力化製品を対象製品のリストから選んで、販売事業者と共同で導入する事業となります。